私塾 紫微垣

漆(七)月の暦(こよみ)

7月7日の暦(こよみ)

七夕(たなばた・しちせき)7月7日は七夕です。

五節句のひとつ。
この日、五色の短冊に願いごとを書き、笹竹に、それを飾って星に祈ります。
七夕〔たなばた〕の呼び名は
棚機つ女(たなばたつめ)―棚構えのある機を織る女―」からそう呼ばれており、
字義は「7月7日の夕方」を意味しています。

古来日本では、人里離れた水辺の機屋に乙女がこもって機〔はた〕を織り、
出来上がった織物を神様におさめる風習がありました。

これは、「盂蘭盆会」お盆を迎えるための禊ぎのための行事だったようです。
棚機つ女が神を送る日には、人々の穢れを神様に持っていってもらっておりました。
正式な七夕飾りは、7月に入ってから笹に飾りつけをはじめて、
6日の夜に飾るそうです。
7日になったらそれを海や川に持って行き流しますが、
現代では川の汚染を考慮してあまり行なわれなくなりました。
その代わり、一晩飾った笹は、神社に行ってお焚き上げしていただくのが良いでしょう。

(五)節句とは、季節の変わり目を表わし、
本来は奇数の重なる厄日とされますので、
この七夕もまた穢れを祓って、
この季節を無事に過ごしていくことが出来ますようにと神を祀る意味があります。






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