父の日(ちちのひ)6月16日(6月第3日曜日)。は父の日です。
1910年。アメリカ・ワシントン州のJ.B.ドット夫人が、
教会で礼拝をしてもらったことがはじまりとされています。
彼女が幼い頃、アメリカでは南北戦争が勃発していました。
父、スマートは召集されていきますが、ドット夫人には兄弟が6人おり、
母親の手ひとつで育てられました。
スマートは復員しますが、母親はいままでの過労がたたって亡くなってしまいます。
その後、スマートの手によって子供たちはすくすくと成長していきます。
しかし、子供達が皆成人すると、それを待っていたかのように、
スマートも亡くなってしまいます。
当時、すでに母の日が始まっていましたが、彼女は父の日もあるべきだと考えました。
「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会へ嘆願を出します。
1916年(大正5年)には、父の日が認知されるようになり、
1972年(昭和47年)には、アメリカで国民の祝日に制定されました。
日本では昭和20年代後半から知られるようになりますが、
「母の日」に比べると、どうも意識が薄いようです。
ドット夫人が、父の日に父親の墓前に白いバラを供えたことから、
父の日の花はバラとされています。
→ 母の日
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